イギリスMBA留学挑戦に向けたTips

1年のイギリスMBA経験を踏まえた経験を書きます。志望校選択、英語試験準備(TOEFL,IELTS)、面接対策、MBA生活、クラスの様子、MBA内での試験についてなどなど。

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MBA イギリス留学現地生活  食生活編(イギリス料理と自炊)

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とにかく忙しいMBA生活において健康を維持すること非常に重要です。それを支えるのは食事です。1年間を過ごすわけですから、きちんとした食事をとり健康維持を図る必要があります。今回は食生活について語ります。

 

イギリス料理を食べる機会

 

まずよく聞かれるのが「イギリス料理ってどうだった?」ということです。世界のジョークにもなっているほどイギリスの食事はまずいという噂が先行しており、皆興味津々のようです。私はまず答える前に、「正直あまり食べる機会がなかった」と話します。

 

私がイギリス料理を口にしたのはMBAのクラスで昼食や夕食がついているパターン(キャンパス外での授業)くらいで、そんなに頻繁ではありませんでした。まず基本は寮での自炊になります。なおケータリングという大学が提供する食事プランを選ぶこともできるそうでしたが、私のクラスで選択している人はいませんでした。またキャンパス内に食事が出来るところはありましたが、ほぼジャンクフードであり、イギリス料理屋はありませんでした。(日本の大学内に日本料理屋がないのと同じですね)

 

友人と夕食に出かけるときも行くのは中華、タイ、インド、フランス、日本料理などがメインであり、「イギリス料理食べに行こう」というケースはありませんでした。余談ですが、やはり寿司は世界共通で、生魚を食べられる人には大好評です。ロンドンにはWASABIという寿司のファーストフード店が駅前にたくさんあったりします。またそれなりに高いのですが、ちゃんとした寿司も食べることが出来ます。

 

イギリス料理の感想

 

ではイギリス料理はどうだったのか。私の答えは「不味くはない」です。英語で言うと「Not so bad」でしょうか。おいしい!とは言えませんが、さほど不味くはありませんでした。でもそういう料理をわざわざレストランで選ばないですよね。下記の写真はMBAのクラスで夕食を食べた際のイギリス料理です。

 

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代表的な料理と言えばFish and chipsですが、下記のようにまさに白身魚を油で揚げて、フライドポテトを添えたもの、以上という感じです。塩をかけて食べるのですが、私は渡英して一度食べてそれ以降は口にしませんでした。繰り返しになりますが、不味くはないのですが、別においしくもないのです。なお高級レストランのFish and chipsはおいしいそうですが、高級レストランでわざわざ頼みますかね?という疑問があります。

 

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 ただイギリスの朝食は「おいしい!」と胸を張って言えます。下記のようないわゆる卵料理なのですが、休日に遊びに行った際によくブランチ(朝食+昼食)として食べました。紅茶などと一緒に頂くブランチはまた食べたいと今でも思います。

 

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基本は自炊

 

日常生活では基本的には自炊です。私は炊飯器を買うことにしました。イギリスでも炊飯器は普通に売っていますし、値段もさほど高くありません。一年間生活するためには決して無駄な投資ではありませんので、さっさと買いました。肝心のお米ですが、Amazon UKにイタリア産コシヒカリ「ゆめにしき」が売っていますので、そちらを購入すれば数日内に届きます。やはり割高ですが、味は日本で食べる日本米と大差ありません。

 

また街には中華系の食材が売っている「オリエンタルショップ」というものがあり、中華を中心に、日本や韓国の食材も売っていました。レトルトカレーや、豆腐、納豆や梅干しなど、ある程度のものは購入できます。このショップは割とどこの街にも一つはありましたので、どこの大学に行っても買い物できるかと思います。

 

さらにロンドンにはJapan Centreという日本の商品が食品以外もたくさん置いてあるショップがあり、なんと通販にも対応してくれています。どら焼きやカップ焼きそばなども売っていますので、食べたくなった際はぜひ利用しましょう。

 

このように日本の食品は様々な方法で手に入りますし、野菜や肉は新鮮なものがスーパーにありますので、自分で料理して一年間を過ごすことをおススメします。なお私は友人に日本食を作ったり、逆に母国に料理を頂いたりもしました。職を通じた異文化体験も忘れられない思い出です。

MBA イギリス留学現地生活  洗濯編

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選択編の誤りではありません、洗濯編です。そんな当たり前のことをわざわざ書く必要もないと思うかもしれませんが、意外と洗濯が大変だった思い出があります。イギリスならではの事情もありますので、今回は洗濯について記載してみます。

 

イギリスの洗濯事情

 

まずイギリスでは外に干すという文化がありません。盗難防止なのかもしれませんが、一番は天候が影響していると思います。「霧の都ロンドン」と言われるように雨はかなり多く降ります。ザーザー降ることは少ないですが、気づいたらしとしと降っている感じです。なお余談ですが、イギリス人は傘を差さないという噂を聞いたことがありましたが、かなり降っているときはちゃんとさします。しとしと降りの時はわざわざささないというだけです。

 

というように天候が良くない為、基本的には乾燥機を使う形になります。

 

大学寮の洗濯事情

 

私のキャンパスでは洗濯ルームが複数あり、寮の近くのルームに基本的には向って洗濯をしていました。私の寮からは往復で5分程度なので比較的近くに住むことが出来ていました。

 

コインランドリーではなく、課金はカードにWEBでTop Upして、洗濯機のカードリーダーに読ませるタイプでした。うっかり課金額が足りないことを忘れていても、携帯でTop UP可能なので便利でした。使い方としては課金をするとコード(数字)が発行されますので、そのコードを現地にある専用の端末に入力、カードを挿入すると課金が完了する仕組みです。

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https://www.circuit.co.uk/

 

 

不便なことに洗濯機・乾燥機は分かれており、洗濯に30分かけた後に一度洗濯物を取り出して、今度は乾燥機に1時間かける必要がありました。

 

とにかく忙しいMBAプログラムの中で週に2、3度洗濯をするのは、下記のようなトラブルもあり、なんだかんだ結構な手間でした。

 

洗濯においてのトラブル

 

悲しいことにたくさんあります。

 

1.脱水機能がプアでほぼ水浸しで出てきたパターン(頻度 

 

これが一番多く、ただでさえ寒い中、手で絞らないといけませんでした。面倒だからそのまま乾燥機に入れても、乾くわけがありません。そういう洗濯機だった場合、次は別の機械を選んでもまた同じというオチも。一度に洗うものを減らしたり、違うモードを選んだり色々試しましたが、結論は機械の機嫌次第であるという悲しいものでした。

 

2.ドアが開かなくなるパターン(頻度 

 

洗濯(乾燥)が終わってさあ取り出すぞ、というときにディスプレーに表示されるEの文字。ドアに手を掛けるとロックされており、開かないという悲劇がそれなりにありました。しばらく待ってもEランプは消えず、途方に暮れてサービスセンターに電話。答えは「少し押し込みながら、右上に引っ張るように開けろ」。え?と思いながらやってみると開きました。理屈はよくわかりませんが、とにかくそれで開くことが分かったので焦ることはなくなりましたが、最初はさすがに困りました。明日着ていくものがない!という事態に陥りそうでしたので。

 

3.洗濯ルームが水浸しになるパターン(頻度 

 

あるとき洗濯ルームを訪れるとKEEP OUTの文字が。いったい何が起きたの?と近くのスタッフに尋ねると、どうも壊れた洗濯機によりルームが水浸しになったとのこと。そのルームの問題なので別の洗濯室に移動して事なきを得ましたが、頻度は少ないもののたまにありました。

 

4.洗濯機が燃え上がるパターン(頻度 一度だけ

 

まさかの炎上です。実際の現場を見たわけではないのですが、どうやらキャンパス全部の洗濯ルームが使えないらしいよという噂を聞いて、現場を取りかかったときにちらっとみてみたら、洗濯機が焦げていました。

 

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 幸いにしてけが人はいませんでしたが、キャンパス内は全ルーム立ち入り禁止で当日は洗濯がどこでもできないという事態になりました。

 

 

以上です。日本の洗濯機って優秀なんだなあと実感した一年でした。

 




 

MBA留学における異文化コミュニケーション

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私のMBA生活はグループワークの連続でした。20か国から来た生徒が喧々諤々のディスカッションを毎日する中で、私が学んだ異文化コミュニケーションのあり方について書きます。なおここでの異文化コミュニケーションはちょっと街中であいさつするレベルではなく、ビジネスやクラスできちんとやり取りをするレベルのコミュニケーションをさしています。

 

何故異文化コミュニケーションは難しいのか

 

今までの記事でも記載しましたエピソードですが、※MBA開始当初はネイティブ同士ですら会話がかみ合わないということもよくありました。もちろん各国独特のスラング、イントネーションといった問題もありますが、私は決してそれだけではないと考えました。

 

 

tomlums.hatenablog.com

 

 

私なりの答えは「各自が持っているバイアスのせい」ということです。言い換えますと、人はコミュニケーションをする際に自分なりの解釈を前提に話をしており、それに基づいた答えが相手から返ってくるという期待を無意識的にしている、というものです。

 

例えば「いいね!」と言いたいときに、ぱっと思いつく返答の仕方は以下です。

 

・Good!

Awesome!

・Perfect!

・Amazing!

・Fantastic!

・Wonderful!

・Fabulous!

・Cool!

 

これらは厳密に「いいね!」の訳として適当かどうかは問題ではありません。ただこれらは全て相手の行動に対し、ポジティブな評価を表すときに使われる言葉です。私が言われた中で思いつく返答の仕方だけでこれくらいあります。

 

例えばあなたは普段「いいね!」というときに「Amazing!」もしくは「Cool!」と自分だったら言う人だと想像してください。ただし相手は「Awesome!」と返してくるかもしれません。この場合自分の想定していた言葉と違う言葉が返ってくるため、多少脳内で修正を行い、受け入れる必要が出てきます。これはあくまで単語レベルなので容易なのですが、このギャップが文章になったら、パラグラフレベルになったら、もっと受け入れることが大変になってきます。上記の例の通り、単語レベルでも多岐にわたる言葉の選択肢があります。文章になればその組み立て方は無限大ともいえるほどのものになるでしょう。

 

先ほどのネイティブ同士ですらかみ合わないという理由がこのギャップにあると私は考えています。違うバックグラウンドで生まれ育った人同士が会話する際、ギャップが大きくなることで会話がスムーズにいかないという仮説です。書き物であれば自分のペースで読めますので、修正を図りながら理解が出来たら次にというプロセスが取れますが、会話はそうはいきません。続けていけばいくほどにギャップが広がっていく、なんていうこともあるでしょう。

 

異文化コミュニケーションはどうすれば上手く行くのか

 

当然ながらそう簡単にはいきません。私が考える最良の手は「相手とトピックについて可能な限り知っておくこと」です。

 

一番難しいのは相手のことを全く知らず、また話すべきトピックについても知らないというシチュエーションです。この状況での異文化コミュニケーションはまず上手く行かないでしょう。

 

一方でトピックについて自分なりに知識がある場合はある程度の前提に沿って話が出来ます。例えば私の場合はマーケティングブランディングであればある程度知識があり、またケーススタディーであればその前提もありますので、コミュニケーションは図りやすくなりました。ただし相手のことを全く知らないとどういう返しをしてくるのかが分かりませんので、完璧なコミュニケーションとはならない場合があります。

 

私が最重要だと考えるのは「相手のことを知っているか、自分について知ってもらっているか」です。相手の返し方も分かっており、相手も自分の返し方を理解してくれていますので、コミュニケーションはかなり容易になるでしょう。ただしこの状態に持っていくためには当たり前ですが時間が必要です。私の経験でも数カ月かかりました。一つは人数の多さということありますが、やはりバックグラウンドの違いが大きいと思います。

   

相手を知るために出来ること

 

とは言え時間をかけること以外に何か出来ることはないでしょうか。ひとつの答えはバックグラウンドを自分なりに興味を持って調べるということです。あまりにも有名なIceberg theoryがあります。いわゆる氷山の一角という話です。実際の言葉というのは氷山の山頂部分のごく一部であり、その下の海底には「経験」「信念」「バイアス」などがあります。この海底の部分をなるべく知ることでその人を理解することが出来ます。

 

この部分を知ることは非常に難しいのですが、コミュニケーションの前に出来る限り調べてみることをおススメします。簡単な例でいえばLinkedinやFacebookなど公開されている情報を見てみる、勤め先と経歴を調べてみる、出身国の文化についてググってみるなど。これが相手の思考回路を理解するのに必ずしも直結をするわけではないのですが、全くの初対面よりはかなりコミュニケーションが楽になりました。私は新しい人と会う場合は可能な限り公知の情報を知る作業をすることが習慣となりました。

 

最後になりますが、一点注意なのは国や文化、経歴によってその人となりを勝手に判断し、バイアスを掛けることとは違います。この境界線は非常に難しいのですが、自分の事前情報をもとに相手を決めつけてはいけません。参考となる情報として、相手の思考を早く理解するための材料として持っておくことです。

MBA 成績の付き方 筆記試験編

 

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MBAでは下記のようなテストによって評価されます。

 

  

①エッセイ

 

②プレゼンテーション

 

③試験

 

 今回は③筆記試験について書いていきます。

 

この時代でかつMBAの試験でまさか筆記試験があるとは、というのが正直な印象でした。IELTSの筆記Writingの経験がこんなところで活きるとは。 当然ながら一発勝負ですので、中々の緊張感の中であったことをよく覚えています。

 

 

準備期間と試験時間

 

クラス終了後、数日内に行われることもあれば少し間が空くこともありました。たとえばWinter breakをはさんで休み明けからというようなパターンもあり、この場合は2週間程度の猶予がありました。ただそういう試験の場合は対策もかなりしなければならないので、時間があるからラッキー、というわけでは決してありませんでした。

 

実際の試験時間は約2時間程度です。ひたすら回答用紙に書き続けます。なお私のクラスではノンネイティブは紙の辞書(電子NG)は持ち込んでもよいというルールがありました。しかし実態はとにかく辞書を眺めている時間などありませんし、そんなに細かいスペリングで悩んでいる暇もありません。事実、教授からも多少のスペリングミスでは減点はしないという発言もありました。

 

なお私が個人的に気にしていたのは、文字の汚さでした。恥ずかしながら達筆にはとても遠い私は、制限時間の中でスピード感をもって書き連ねれば連ねるほど文字は汚くなってしまいます。結果としてはきちんと読んでもらえましたので、大丈夫でした。余談ですが、他の生徒やなんと教授の文字はもっと読めないこともありました。とある教授が「インテリジェントな人ほど文字は汚いものだ」と笑っていました。

 

試験内容

 

基本的には全て論述です。以下のようなパターンがありました。

 

①クラス内で扱ったトピックの中から、数行の質問が出されてそれについて論述

 (General Management系のクラス)

 

②事前に資料を渡され(ケーススタディのようなもの)、それについて論述

 (Marketing, Strategyなど専門系のクラス)

 

③短文が複数提示され、それについてAgree/Disagreeを選択し、理由を論述

 (Financeのクラス)

 

①と②に関してはエッセイを時間内に鉛筆で書くという解釈で間違いありません。きちんと復習をし、クラスで学んだ内容を活かした分析を行うことで評価につながります。如何せん時間が限られていますので、私の場合はA4で3~4枚で提出といった感じでした。書くスピードが早い生徒だと5枚以上という人もいました。なおこの回答の量については最低数や最大数といった指定はありませんでした。考えてみると、一人ひとり文字の大きさも違いますし、そもそも紙の文字数をカウントすることなど手間がかかってしょうがないので。

 

③についてはFinanceで実際にあった試験方法です。ただでさえ難しいFinanceが筆記かよ!と頭を抱えたものです。なお関数電卓(クラスでレンタル配布)が持ち込み必須でした。単純なAgree/Disagreeだけでは点にならず、理由を短く論ずる必要があります。下手するとFailになりかねない恐ろしい試験条件でしたので、必死に事前準備をしました。図書館にない本を試験のためにAmazon UKで買ったのは後にも先にもこのFinance試験のみです。結果は無事合格(Distinction!)で、胸をなでおろしたことをよく覚えています。

 

試験対策

 

上述した通り、基本的には時間内に書くエッセイです。クラスの内容をきちんと理解し、それをベースに自分の論を組み立てれば良いのです。しかしクラスの内容はとても早く、理解が追い付かないこともあります。そのため私は試験対策として「みんなで勉強会」を主催することにしました。

 

この目的は主に3つです。

 

①授業の内容についての考えをみんなで共有する

みな同じクラスを受けても、当然ながら理解力には差が出ますし、良い意味で違う解釈をすることもたくさんあります。(とくにGeneral Management系) これをお互い出し合うことで自分の理解を深めたり、新たな意見を取り入れることが出来ます。

 

②自分を律する

言い出しっぺが何も用意せずにさあ勉強会をやろう、といっても始まりませんので、そのために復習をよくしました。自分が分かったところ、分からなかったところをスライドにまとめたり、ケーススタディの解釈を作ったり、Financeの場合は計算問題まで他のテキストから持ってきて作りました。このように自分を律するということも目的としていました。

 

③チームワークを良くする(仲良くなる)

50人程度いるクラスではなかなか全員といっぺんに仲良くなることは難しいです。グループワークが一緒になったメンバーは大体人となりが分かるのですが、なかなか一緒にならないメンバーとこういった場で一緒に勉強することで、その人を知ることが出来ました。そうすると次のグループワークで一緒になった際もやりやすくなります。また相手に自分を知ってもらうこともできます。

 

以上のような目的で私は勉強会を複数主催してきました。

 

MBA絶対評価です。上位何割がDistinctionという決まりではなく、自分がきちんとパフォーマンスを発揮できれば成績が付きます。ですので、競争というよりも協創という環境です。自分の知っていることはためらうことなく相手に伝えた方が良いです。そうすると相手も自分の考えや知識を教えてくれます。お互いが助け合い、Win-Winな関係を作り上げていくことが必要です。

MBA 成績の付き方 プレゼンテーション編

 

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MBAでは下記のようなテストによって評価されます。

 

①エッセイ

②プレゼンテーション

③試験

 

今回は②プレゼンテーション(以下プレゼン)について記載をしてみます。

 

なおプレゼン単独で評価が付く、ということは実際には少なかったです。大半はプレゼン+エッセイであり、たまにクラス内のビジネスコンペの結果も加味されるなどもあり、何かと組み合わせで評価されました。ただしプレゼンはビジネスの場面でもよく使う手段であり、今後に向けても非常に重要な学びです。

 

プレゼンの時間、資料の枚数

 

個人プレゼンでは最大10分程度、グループでも20~30分程度です。そんなに長いプレゼンにはなりません。ただしクライアント向けのプレゼンの場合は40分~50分に渡ることもありました。枚数はあまり制限を掛けられた記憶はないのですが、上記の時間に収まる常識的な範囲内で納める必要があります。

 

これは余談ですが、ある時別のチームが50枚程度スライドを作ってきたことがありました。評価が付く本番のプレゼンではなかったので良かったのですが、クラス中から「いったい何分プレゼンするつもりだったんだ?」と突っ込まれていました。ついつい熱中してしまうと枚数が重なりますが、ほどほどにしておきましょう。

 

プレゼンの準備期間

 

エッセイと異なり、数週間後ということはありません。クラスの中で毎日であったり、クラス終了後の2日後にプレゼン、などになります。終了後のパターンですと、前日が一日別のクラスも何も入らず空きになっていたりしますので、そこで準備せよというMBAオフィス側の意図になります。この日は大体朝から晩まで休憩をはさみながら準備するようになります。このように短期決戦であるゆえにクラスが終われば終わりという良さもあるのですが、とにかく忙しい中で纏め切らなければならないので、精神的プレッシャーにもなります。

 

メンバーの役割

 

通常のビジネスプレゼンと同じで、全員がスピーカーになる場合もあれば、数名がスピーカーであとはみんなで質疑応答に答えるというものもあります。これは良しあしですが、全員でしゃべるというのはあまり見栄えもよくありません。自分がスピーカーでない場合はプレゼン資料をよく整えたり、想定問答を考えたり自分にできることを最大限チームのためにやりましょう。

 

なおMBAクラスの中でもビジネスを明らかに想定したプレゼンの場合はビジネススーツを着て行います。

 

以上です。

 

プレゼンはほぼ大半がグループプレゼンでしたので、プレゼンそのものというよりグループワークそのものが大変だったという印象です。以前の記事に記載しておりますので、良かったらご参照ください。

 

 

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