イギリスMBA留学挑戦に向けたTips

1年のイギリスMBA経験を踏まえた経験を書きます。志望校選択、英語試験準備(TOEFL,IELTS)、面接対策、MBA生活、クラスの様子、MBA内での試験についてなどなど。

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MBA留学挑戦を目指す方へ

0.はじめに

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少し前になりますが、筆者は英国で1年間MBAを経験してまいりました。

本ブログではどうやってスクールを選択したのか、どういう準備をしたのか、MBA中の出来事についてまとめてみます。留学の生活そのものについても取り上げますので、MBA以外の方にも参考にしていただければ幸いです。

 

現在はコロナウイルスによる各国の移動制限が

なされており、MBAに挑戦という気持ちになれないかもしれません。

 

ただしMBAへの挑戦は時間が掛かるものです。

私はほぼ英語能力も海外経験も0に近い状態から

でしたので、初めてMBAを意識してから10年目でたどり着きました。

ですので、決してあきらめず、今から出来る準備をしてください。

その準備はきっといつか報われるはずです。

 

 以下、カテゴリ別にお読みいただくこともできます。

 tomlums.hatenablog.com

 

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  tomlums.hatenablog.com

 

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MBA フレームワーク BCG Growth-Share Matrix

 

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MBAでは色々なフレームワークやセオリーを使います。何度かに分けて、それらについてご紹介をしていきます。

 

今回はBCG Growth-Share Matrixについてご紹介します。

 

BCG Growth-Share Matrixとは?

BCG Growth-Share Matrixとはプロダクト・ポートフォリオ・マネジメントで使うマトリクスになります。簡単に言いますと自社の製品やサービスについてのマーケットに対してのポジションを確認し、今後の戦略を考えるためのマトリクスになります。

Boston Consulting Groupが1970年代に考えたマネジメント手法であり、かなりポピュラーなマトリクスでありますので、見たことがある!という方もたくさんいらっしゃるかと思います。

 

下記の図をご覧いただきたいのですが、横軸がマーケットのシェアになり、右が低め、左が高めになります。縦軸は市場の成長率になります。下が低く、上が高くなります。

これにより4つのカテゴリーに分けることが出来ます。なおこのマトリクスは有名なため、日本語での名称も割り当てられています。

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Dogs

市場の成長率も低く、自社のシェアも低く、一番左下に属する対象になります。日本語で言えば負け犬です。この場合は投資する意味もなく、キャッシュを生むこともないこの事業(製品)については撤退することをおススメすることになります。

 

Cash Cows

いわゆる金の成る木です。英語ではウシになるということで日本語とはかなり違いがありますね。市場成長率は低いものの、自社のシェアは高いという右下のポジションにいるものになります。成熟したマーケットであり、他社は参入のうまみがあまりありませんので、自社の製品(ウシ)に対してミルクを与え続けるべきということです。

 

Question Marks

市場成長率が高いものの、自社のシェア率が低い、問題児になります。

非常に魅力的な成長率ではあるものの、そこでシェアを獲得していくためには社として多くのリソースを投入していく必要があります。当然ながらライバルも多く、競争も激しいためこの市場で戦うのかという判断が必要となるでしょう。

 

Stars

理想的なポジション、日本語で言えば花形と呼ばれます。より多くの投資をすることでさらなるリターンを得ることが出来るでしょう。このポジションにいる製品やサービスが多ければ多いほど企業としての栄華を極めることが出来るでしょう。市場の成長率が落ちてきた場合はCash cowsになります。

 

 

このマトリクスは市場の成長率やシェアなどかなりデジタルに判断することが出来ます。

(シェアはなかなか数値化されていないことも多いですが)

 

 

 

MBA フレームワーク Managerial Grid

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MBAでは色々なフレームワークやセオリーを使います。何度かに分けて、それらについてご紹介をしていきます。

 

今回はManagerial Gridについてご紹介します。

 

Managerial Gridとは?

Managerial Gridとはリーダーシップ論、組織論などで出てくるフレームワークです。1960年代に作られたようですが、脚光を浴び始めたのは1980年代に入ってからのようです。簡単に言いますとリーダーの行動(思考)パターンからそのリーダーシップスタイルを分析するというものになります。

下記の図のように縦軸は人に対する関心(配慮)、横軸は製品(業績)に関する関心(配慮)という2軸を取って分析します。下から上に1~9と上がっていき、左から右に1~9と上がっていきます。その結果により5つの分類に分けることが出来ます。なお私が習った呼び方で記載しますが、この分類はいろいろ呼び方が多様なようですので留意してください。

  

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Impoverished Management(1.1)

どちらの数値も最低のマネジメントスタイルです。簡単に言えばダメダメです。どちらにも関心がないということは物事に対する責任を取るつもりがなく、逃げてばかりというリーダーになるでしょう。このようなリーダーが組織にいる場合は結束も無ければ、当然ながら業績も上がらないでしょう。

 

Country Club Management(1.9)

人への関心は非常に高いのですが、業績に関しては関心が低いというスタイルです。名前の通り和気あいあいとしたクラブのような組織になることでしょう。人への気遣いが優れているため、部下は優しい人だ、と一定数の支持を得ることが出来ますが、結局業績が伴わないと最終的には組織としては成り立たなくなります。

 

Authority Obedience(9.1)

Country Club Managementとは真逆のスタイルです。ひたすら業績を追い求め、人の気持ちなんて知ったことか!というリーダーシップになります。文字通り権威による服従です。近年でよく問題となるパワハラが発生する組織はこのようなタイプのリーダーが多いのではないでしょうか。軍隊など人間性を無視して人を行動させるような組織ならばいい(?)のですが、ビジネスにおいてはこのようなやり方では人が付いてこなくなったというのは改めて言うまでもないようでしょう。

 

Organization-man-management(5.5)

数値通り両方に対してバランスよく対応しているスタイルです。一番現実的なスタイルではないでしょうか。以前の記事の※Generic Strategiesとは異なり、中途半端なのでNGではなく、バランスが良いというある程度ポジティブな評価と言っていいでしょう。しかしさらに上のスタイルがあります。

  

tomlums.hatenablog.com

 

Team Management(9.9)

全てにおいて完璧に近いとされるスタイルです。組織を家族のような結束で保ちながら、高い業績目標を成し遂げる力を持っています。果たしてこんなスーパーマンは世の中に何人いるのでしょうか。

 

 

以上の5つのスタイルに分けられます。

 

果たして日本ではどのスタイルのリーダーが多いのでしょうか。「和を以て貴しとなす」ということわざがあることから考えるとCountry Club Managementのような気もしますが、一方でパワハラが社会問題となること、または上下関係にかなり厳しい階層社会という一面もあることも考慮するとAuthority Obedienceが多いのかな?とも考えます。

 

いずれにせよまずは自分のスタイルが何に当てはまるのか、そしてTeam Managementを目指すためには何が必要なのかということを考える良いきっかけとなるフレームワークなのではないでしょうか。

 

今回はManagerial Gridについてご紹介しました。

 

MBA フレームワーク Ansoff Matrix

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MBAでは色々なフレームワークやセオリーを使います。何度かに分けて、それらについてご紹介をしていきます。

 

今回はAnsoff Matrixについてご紹介します。

 

Ansoff Matrixとは?

Ansoff Matrixとはイゴール・アンゾフというロシア系アメリカ人の事業経営者が考えたマトリクスです。このマトリクスは経営者が今後どのような製品・サービス戦略を描いていくかを考える指標となるものです。非常に分かりやすいマトリクスであるため、覚えればすぐに使えるでしょう。

 

下記の表をご参照頂きたいのですが、まず縦軸はマーケットになります。上側が既存のマーケット、下側が新しいマーケットとなります。横軸が商品・サービスです。左側が既存商品、右側が新商品となります。

 

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Market Penetration

ボックスで言えば左上に属するものがこのMarket Penetrationになります。既存のマーケットに対し既存のサービスを展開していくというものです。Penetrationは浸透するという意味合いですので、まさにその市場にしみこんでいくという意味です。

例として高級車メーカーを挙げます。この場合は既存の市場(裕福な消費者)に対して、既存の製品(高級車)を如何に売り込むかということをより深く実施します。具体的にはディーラーを増やしたり、質を上げる、アフターフォローをきちっとするなどがあげられると思います。

 

Market Development

左下に属するもの、新しいマーケットに対し、既存サービスを展開していくものがMarket Developmentになります。先ほどの高級車メーカーで言うと、例えば国内だけの販売に限っていたものを、国外でも行うということです。国外の富裕層向けに自分たちが持っている高級車を販売します。多少のローカライズは発生すれど、基本的には同じ商品・サービスを国外など新しいマーケットに売るということが原則です。

 

 

Product Development

右上のボックスはProduct Developmentになります。既存のマーケットに対して、新しい商品・サービスを売るということです。高級車メーカーが既存顧客セグメントの富裕層に対して、例えば座席の製造技術を活かし、高級ソファーを作るなどが例として考えられます。多くが新しい製品製造が伴うものであり、投資もそれなりに見込む必要があります。

 

Diversification

全く新しい市場に新しい製品を展開するのがこの右下にあるDiversificationになります。企業にとって、経営者にとって一大決心となることが多くなるはずです。場合によってはM&Aのような大型投資を行う場合もあります。高級車メーカーで言えば、中流階級の消費者向けにモーター製造技術を活かして洗濯機を作って売るなどが考えられます。ちょっと極端すぎるたとえになりますが。

多角化という意味で事業領域が広くなり事業運営は大変になりますが、一方で特定の市場が落ち込んだ時に他でカバーできるというメリットもあります。

 

以上の4点がAnsoff Matrixによって導くことが出来ます。

 

非常に分かりやすいマトリクスですが、何をもって「新製品」「新市場」とするかという角度は分析の際に統一しておいた方が良いでしょう。

例えば新しいモデルの高級車を「新製品」とするか、「既存製品」とするかという考えについて、私は事業モデルに変更が少ないと考えますので「既存製品」だと思います。

ただグループで討議する中で「新製品」という人もいるかもしれません。

これについてはよく協議し、定義をしっかり定めてから分析に入りましょう。

 

MBA フレームワーク VRIO Analysis

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MBAでは色々なフレームワークやセオリーを使います。何度かに分けて、それらについてご紹介をしていきます。

 

今回はVRIO Analysisについてご紹介します。

 

VRIO Analysisとは?

VRIOとはValue(経済的価値), Rarity(希少性), Imitability(模倣性), Organizational support(組織力)の頭文字を取ったものになります。各項目の説明は後ほど致しますが、この分析の主目的は「企業が持っているリソース、ケイパビリティは持続的な競争力を持つか」ということ明らかにするものにあります。簡単に言えばその企業の価値を図るものとお考え下さい。下記の図のように横軸にVRIOと並べ、縦軸にそれがあるかないか(YES or NO)を当てはめていくことで、その企業の競争力を評価できます。

 

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Value(経済的価値)

読んで字のごとくですが、経済的価値を持つ資産があるかということですが、特に外部のニーズを満たすことが出来る資産があるかという点、そして競合などをはじめとするほかからの脅威に対して対抗できる資産を持っているかということになります。これがない、ということであればその時点でCompetitive Disadvantage、競争力なしという判断になります。

 

Rarity(希少性)

同じくそのままですが、他社が持っていない資産、経営資源をどれだけ持っているかというポイントになります。ビジネスにおいて希少性はそのまま差別化につながります。これがない場合は似たような製品やサービスで他社と競争することになります。Competitive partlyとなり、部分的には競争力があると評価できることになります。

 

Imitability(模倣性)

上記の希少性につながるところがありますが、マネしやすいものかどうかという判断基準になります。例えば技術特許を持っている、特殊なビジネスプロセスを確立している、長い歴史・ブランドを持っているなどがあげられます。これらを持っていないとなるとTemporary Competitive Advantage と考えられます。

 

Organizational support(組織力

上記をすべて持ち合わせている企業への最後の評価基準がOrganizational support(組織力

です。十分な組織力を持って上記の特性を活かし切れるか、ということを読み解く必要があります。ここがない場合は、Unused Competitive Advantage となります。

 

以上のVRIO全てに対してYESと評価できる企業はSustainable Competitive Advantageということで長きにわたり競争力を持ち続けることが出来る非常に有望な企業と言えるでしょう。

 

目安ですが、

 

Competitive Disadvantageは標準以下

Competitive partlyは標準

Unused Competitive Advantageは標準以上

Sustainable Competitive Advantageは優秀

 

というように評価できます。

 

Sustainable Competitive Advantageが理想ですが、そこまでたどり着いている企業はごく僅かでしょう。特に現代においては希少性、模倣性を確保し続けることは容易ではありません。

 

ただこの分析をしながら、その企業がどこに位置づけられるか、そして今後どのような競争力を身につければよいか考えることが出来るようになるはずです。

 

今回はVRIO Analysisについてご紹介しました。

MBA フレームワーク VRIO Analysis

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MBAでは色々なフレームワークやセオリーを使います。何度かに分けて、それらについてご紹介をしていきます。

 

今回はVRIO Analysisについてご紹介します。

 

VRIO Analysisとは?

VRIOとはValue(経済的価値), Rarity(希少性), Imitability(模倣性), Organizational support(組織力)の頭文字を取ったものになります。各項目の説明は後ほど致しますが、この分析の主目的は「企業が持っているリソース、ケイパビリティは持続的な競争力を持つか」ということ明らかにするものにあります。簡単に言えばその企業の価値を図るものとお考え下さい。下記の図のように横軸にVRIOと並べ、縦軸にそれがあるかないか(YES or NO)を当てはめていくことで、その企業の競争力を評価できます。

 

Value(経済的価値)

読んで字のごとくですが、経済的価値を持つ資産があるかということですが、特に外部のニーズを満たすことが出来る資産があるかという点、そして競合などをはじめとするほかからの脅威に対して対抗できる資産を持っているかということになります。これがない、ということであればその時点でCompetitive Disadvantage、競争力なしという判断になります。

 

Rarity(希少性)

同じくそのままですが、他社が持っていない資産、経営資源をどれだけ持っているかというポイントになります。ビジネスにおいて希少性はそのまま差別化につながります。これがない場合は似たような製品やサービスで他社と競争することになります。Competitive partlyとなり、部分的には競争力があると評価できることになります。

 

Imitability(模倣性)

上記の希少性につながるところがありますが、マネしやすいものかどうかという判断基準になります。例えば技術特許を持っている、特殊なビジネスプロセスを確立している、長い歴史・ブランドを持っているなどがあげられます。これらを持っていないとなるとTemporary Competitive Advantage と考えられます。

 

Organizational support(組織力

上記をすべて持ち合わせている企業への最後の評価基準がOrganizational support(組織力

です。十分な組織力を持って上記の特性を活かし切れるか、ということを読み解く必要があります。ここがない場合は、Unused Competitive Advantage となります。

 

以上のVRIO全てに対してYESと評価できる企業はSustainable Competitive Advantageということで長きにわたり競争力を持ち続けることが出来る非常に有望な企業と言えるでしょう。

 

目安ですが、

 

Competitive Disadvantageは標準以下

Competitive partlyは標準

Unused Competitive Advantageは標準以上

Sustainable Competitive Advantageは優秀

 

というように評価できます。

 

Sustainable Competitive Advantageが理想ですが、そこまでたどり着いている企業はごく僅かでしょう。特に現代においては希少性、模倣性を確保し続けることは容易ではありません。

 

ただこの分析をしながら、その企業がどこに位置づけられるか、そして今後どのような競争力を身につければよいか考えることが出来るようになるはずです。