イギリスMBA留学挑戦に向けたTips

1年のイギリスMBA経験を踏まえた経験を書きます。志望校選択、英語試験準備(TOEFL,IELTS)、面接対策、MBA生活、クラスの様子、MBA内での試験についてなどなど。

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MBA留学前準備 論文(エッセイ)の書き方(1)

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MBA留学まで英語論文を書いたことがない、という方もいらっしゃると思います。

私もその一人でした。MBAコースが始まったら、当たり前ですがのんびり論文の書き方について教わることが出来る機会はありません。

選択肢としては事前の準備コースに参加して習うということがあります。

以前の記事にも書きましたが、準備コースは大変おススメです。

 

ただしどうしてもいけない、という方もいらっしゃるかと思いますので

論文(エッセイ)の書き方で把握していなければならないポイントを

いくつか挙げてみようと思います。

これはMBA以外の留学生でも共通ですので、良かったら参考にしてください。

 

Plagiarismは絶対ダメ

 

Plagiarismとは日本語で言うと、剽窃行為、もっと簡単に言えばコピペです。

「コピペなんてするわけないじゃないか!」と思う貴方は正常ですが、

世界にはさも当然のようにコピペしてくる人がいます。

 

大学側もツールを使ってチェックしています。

世界中の文献やwebのデータを分析し、発見できるようにシステム化しています。

エッセイの提出はメールではなく、システムを通じて行います。

まずシステムでどの程度コピペらしき部分があるか判定され、

その後教授による成績判定となります。

 

ポイントは意図的ではなくても同じような文章を作ってしまうと

コピペと判断されるということです。システムはあくまで似た文章があるかを機械的に探してくるだけですから。ただこれは仮に人の目のチェックだとしても同じことです。特許の考えと同じで、知らなかったからセーフということは通じません。

 

しかし何千、何万字のエッセイを書く中で当然他者の意見を使う

必要は出てきます。その場合には決まったルールに基づき、引用します。

 

エッセイ 引用のルール

では引用のルールとは何があるのでしょうか。

今回は概要説明とし、次の記事で詳細に記載する予定です。

 

引用は主に二つのタイプがあります。直接引用と間接引用です。

 

直接引用

文字通り文章はそのままコピペなのですが ‘’ をつけて、

なおかつ引用元を明らかにします。この方式は認められていますが、

あまり多用していい方式ではありません。

何故ならコピペしているのには変わりないからです。

 

私の感覚ですが、どうしてもそのまま引用したい(せざるを得ない)場合に

1エッセイの中で1つ直接引用するレベルの方式と考えた方がいいと思います。

なおこの方式はあくまで同一文章です方システム上ではおそらく

Plagiarismと判定されます。教授が見れば理由として理解してくれると

思いますが、いずれにせよあまり使用はおススメできません

 

間接引用

それで出てくるのがこの間接引用です。これは他者の文章をパラフレーズして

自分のオリジナル文章とし、なおかつ引用元を明らかにするということです。

「自分の文章にしたのに引用?」という疑問もあるかもしれませんが、

アイディアとしては借用していることに変わりはありませんので

必ず引用が必要となります。

 

間接引用は文章自体を自分のオリジナル文章にしている点で直接引用よりも

問題となる可能性は低い為、使用していって良いものと考えましょう。

ただしあまりに多用して自分の意見がないように見えてしまうと×です。

自分の意見をサポートするものとして活用しましょう。

 

引用してよいソースとダメなソース

 情報にあふれる現代では色々なソースにアクセスすることが出来ます。

ただしアカデミックな論文では引用してよいソースとダメなソースがあります。

非常に簡単な分類の仕方ですが、下記のようになります。

 

信頼性が高いソース

学術論文、大手ニュース、公式なデータ

 

信頼性が低いソース

個人ブログ 

 

信頼性が無いソース

Wikipediaなど誰でも編集が可能なもの

 

信頼性が低いものでも引用する場合は最低限、投稿日付、投稿者が

分かるものでなければなりません。どんなに魅力的な内容でもアカデミックな

信頼が無いと判断されます。

 

信頼性が低いものを有効活用する方法があるとすれば、

その記事のキーワードから別の信頼性の高いソースを探すということです。

例えばWikipediaは引用元が付いていることがあります。

その場合はその引用元を直接確認し、信頼性が高いソースであれば、

その引用元を引用すれば問題ありません。