MBA留学前準備 論文(エッセイ)の書き方(2)
今回は前回のPlagiarismと引用(citation)についてもう少し書いていきます。
引用(citation)の方式について
引用は文中(In text)に記載し、エッセイの最後にReference Listとしても
つける必要があります。
文中例:
(Burnes 2014)
List例:
Burnes B. (2004) Kurt Lewin and the planned approach to change: A Re‐appraisal. Journal of Management Studies 41(6): 977—1002.
Available at: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/epdf/10.1111/j.1467-6486.2004.00463.x
[Accessed 23 August 2020]
この引用元を示す方式にも流派のようなものがあります。
主に如何のようなものがあります。
- APA
- Harvard
- Chicago
- Vancouver
よく使われるのはAPAとHarvardです。
全てを覚える必要も、使い分けをする必要もありません。
肝心なのは貴方が進むコースではどのスタイルが使用されるか把握し、
そのスタイルだけ覚えて書くことです。
まずは自分で「スクールの名前+referencing guide」などで検索をし、
ルールを確認してみましょう。
引用する媒体によってもこの書き方は変わる為、覚えることはかなりあります。
MBAはカリキュラムの進みが早いため、エッセイの書き方そのもので
右往左往する時間はありません。出来るだけ確認をし、引用の書き方を
身に着けておきましょう。
おススメのPlagiarismチェッカー
ここまで引用ルールにきちんと則りエッセイを書いていれば問題ないかと思いますが、
それでも提出前に念のため確認をしたいという方もいると思います。
私もその一人でした。実はパラフレーズが十分でないと判断されるケースがあり
そこが引っかかることもあります。せっかく書いたエッセイがそんな理由で
減点されたり、そもそもAcceptされなかったりしたら悲しいですよね。
そんな方のためにPlagiarismをチェックするツールについてご紹介します。
私のおすすめはgrammarlyというサイトです。グーグル検索すれば一発で出てきます。
このサイトは文法や表現チェック機能を無料で使わせてくれるという点で
まずエッセイのオトモとして大変おススメできます。
チェック機能は素晴らしく、aやtheの抜け漏れから使うべき単語のサジェスト、
さらに冗長な文章の指摘など細かくチェックしてくれ、
文章をスコアで表してくれます。
肝心のPlagiarismに関しては残念ながら有償版にアップデートが必要です。
Premium(有償)にするとPlagiarism detectionが使用可能です。
1年契約なら$11.6/month、3カ月なら$19.98/month、1か月なら$29.95/monthと
決して安くはありませんが、機能としては素晴らしいものがありました。
コピペはもちろんですが、パラフレーズが甘い場合も掲載元を探し当てて来ます。
場合によっては全く異なるサイトを示すケースもありますが、これは
意図しないPlagiarismに該当する可能性がありますので有用です。
何故なら大学側も同じようにシステムでまず検知しますので、Plagiarism率に
加算されてしまう恐れがあるからです。
該当する表現については再度パラフレーズをし、再度チェックすることで
Plagiarismを防ぐことが出来ます。
私は最初フリーのチェッカーをいくつか活用してみましたが、
引用元とされるサイトがあまりにも適当だったり、ほぼオリジナル文章なのに
以上に高いPlagiarism率が出たり、意図的にコピペのままを残しておいてみたのに
オリジナル率100%となったり、結構いい加減でした。
そんな中でgrammarlyがアカデミックな機関で使用されているチェッカーに
近いという評判を耳にし、試してみたところ有効だったため
有償ではありますが、使い続けることにしました。
これはグループワークでのエッセイでも有効活用でき、チームメイトの
文章でPlagiarismに引っかかるものを検知でき、修正を促すことが出来ました。
それなりの値段がするものですが、気になる方は使用するべきだと思います。