イギリスMBA留学挑戦に向けたTips

1年のイギリスMBA経験を踏まえた経験を書きます。志望校選択、英語試験準備(TOEFL,IELTS)、面接対策、MBA生活、クラスの様子、MBA内での試験についてなどなど。

MENU

MBA試験 英語対策 IELTS ライティングについて(追記)

f:id:TOMLUMS:20200815211721j:plain


構成と概要

 

IELTS ライティングの構成(Part1、Part2)

IELTS ライティングは以下の構成になっています。

 

1、図やグラフを見て答えるもの(150字以上)

2、あるトピックに対し、自分の経験を踏まえて見解を述べるもの(250字以上)

 

2の方が配点が1に比べて倍となります。

どちらから開始してもよく、60分以内で2つに答える必要があります。

2から始めた方がよい(配点も倍なので)という意見もありますが、

私は自分が書きやすい方でよいと思います。

ただし1は20分以内に、2は40分以内に書くことを目標としましょう。

ちなみに当たり前ですが、回答用紙は別です。絶対に間違えないようにしましょう。

  

1の攻略法

 ・グラフで表現されていることを正確に把握すること

・グラフが2つある場合は関連性について確認すること

・グラフの分析をする際の単語を複数覚えておくこと, shows, illustrates, demonstrates

 そして同じ単語、文章構造を繰り返さないこと(repetitiveとして減点されます)

・すべてをダラダラと記載するのではなく、変化のポイントをきちんと書くこと

・あくまで読み取れる情報の分析だけに徹し、自分の意見は書かないこと

 (「I」を使ってはダメ)

 

1については150字という非常に短い筆記であるがゆえに、ごまかしがきかないという難点もあります。

キチンとスコアに反映される記載をしていく必要があります。 

 

2の攻略法

・きちんと自分の意見を述べること(1と逆です)

・意見をサポートする※例とデータを挙げること

 ※正確性は問われていません(というより実際に調べたりはされないでしょう)

  データとは例えば70%の人が好んでいるという調査結果、といったようなもの

 

・自分の意見をサポートするパラグラフを続けるのか、あるいは※反対意見を

 比較として書くのかということを決めてから書くこと

 ※反対意見を書く場合、書きっぱなしではなく、それでも自分の意見が

  良いということを示さなければいけません。

  250字程度の文章で反対意見も取り込むべきかは場合によってはリスキーな

  選択肢かもしれません。

 

2についてはミニ論文のつもりで書くとよいと思います。

トピックに対する自身の意見を250字でまとめるというものですが、アイディアの独創性は問われていません。

正しい英語で論旨を展開できるかどうかというところが採点対象であることをお忘れなく。

 

以上です。

 

スコアアップのコツ

繰り返しになりますが、スコアが伸び悩む場合は自分だけで勉強し続けるのではなく、

プロに自分の回答を採点してもらって、フィードバックを求めることを

強くおすすめします。

またIELTSライティングは「紙」に書く方式となります。

日ごろからPCでタイピングしかしない、という方も多いと思いますので、久しぶりに鉛筆と消しゴムをもって練習するようにしましょう。 

 

下記は私が過去に添削サービスに提出した実際の回答です。

我ながらとても汚い字で恥ずかしいのですが、実際に時間内に書き終えようと思うと

かなりのスピードで書いていく必要があります。

タイピングで書く感覚とはかなり違うことを練習の時から良く理解すること、

そして自分の「書いた」文章が採点者側から見てどう見えるのか?、これは非常に重要な観点です。

 

 

f:id:TOMLUMS:20210124222942j:plain

 

IELTSにおいて私が一番苦労したのは間違いなくこのライティングです。

対策はぜひ実践的な環境で行うべきです。