イギリスMBA留学挑戦に向けたTips

1年のイギリスMBA経験を踏まえた経験を書きます。志望校選択、英語試験準備(TOEFL,IELTS)、面接対策、MBA生活、クラスの様子、MBA内での試験についてなどなど。

MENU

MBAスクール選び(カリキュラムとまとめ)

f:id:TOMLUMS:20200815211716j:plain




MBAのカリキュラムとは?

 

あくまで一般的にですが、MBAはGeneral managementと専門科目(MarketingやFinance)の二本立てで学んでいくことカリキュラムが多いと思っております。私のMBAでは、専門科目は他のMaster(修士課程)よりも少し優しいレベルに設定されているとのことでした。ビジネスに関する全般について学ぶわけですから、一分野を集中的に学習するMasterとは当然異なります。

 

このカリキュラムの選択の時点でご自身の「Why MBA?」をよくお考えになる

ことをおススメします。そうすることで自然と自分がMBAに求める基準が発見できるでしょう。逆にその基準がない場合、漫然とカリキュラムを見て、悩んでしまう可能性が高いはずです。

 

私の判断基準

 

では何を基準に選んだのか、私の選択理由は如何に「実践的」であるかということでした。MBAはあくまで実際のビジネスに還元するために学ぶものであり、机上の学問にとどまりたくないという思いからでした。

 

「実践的」の定義として私は「企業とのコラボレーション学習が豊富」なカリキュラムを探しました。結果として私のMBAでは非常に多くの企業とのコラボ学習があり、約半年に渡り、MBAコンサルタントとして企業から案件を貰い、アカデミックな知識を活用しながら課題解決に取り組むという経験を得ることが出来ました。世界的有名企業から英国内のトップクラスの企業など、自分でインターンを探してもなかなか入れないような企業にMBA生として参画できたのは幸福でした。様々なバックグラウンドを持つクラスメイトと実際のビジネスの生きている課題について取り組む、この経験は何事にも代えがたいものでした。

 

以上私は「実践的、企業とのコラボレーション学習が豊富」なカリキュラムを探しましたが、ご自身の目的と合わせて探してみてください。

 

 例えばMBAでFinanceをかなり重視しているようなカリキュラムもあり、Finance分野でキャリアを広げたい方にはうってつけでしょう。(ただしMaster of Financeでなく、MBAを選ぶ自分なりの理由がある場合ですが)

 

繰り返しになりますが、ここで「Why MBA?」をよく自分自身で考えてみましょう。

 

ここまで様々な絞り込みの方法をお伝えしました。実際にAlumniにコンタクトをとったり、日本で行われる合同説明会に行ってみたりしながらより具体的な検討を進めていってください。

 

最終的な志望校の絞り込みに当たって一つだけ私が強く実感したことがあります。

 

それは、最終判断はそのMBAに対する絶対評価で選ぶべきである、ということです。考えていく中で様々な相対評価をしてきました。ただ最後の2~3校に絞りこんだ際には必要以上に比較に拘泥しないということです。私は絶対的な差別化が出来ているMBAはさほど存在しないと思っています。MBAは特に総合的に学ぶ修士ですので、他の修士課程と異なり、特定の教授の研究や理論に魅了されて、というようなこともあまり理由にはなりません。本当にそこにしかない、というものを探し求めすぎると身動きが取れなくなります。

 

ですので、志望校を絶対評価し、あなたの「Why MBA?」に対して魅力を感じたポイントをきちんと検証し、言葉で説明できるようになれば良いと思います。

 

MBAを選択することは人生の中で大きな決断、Judgementになります。

大いに悩んでよいのですが、最後は自分の基準に照らし合わせ、決断をしましょう。